「新天狼第四号」は不定期に刊行される慶應SF研の会誌「新天狼」の第四号です。
今号には部員の編纂したオリジナルアンソロジーの紹介と、部員による創作小説・エッセイが掲載されています。
アンソロジーは「キャバ嬢に薦める恋愛SF」「迷える子羊に薦める宗教SF」「独房で読みたい犯罪SF」「ニートに進める労働SF」の四つのテーマに沿って部員それぞれが古今東西の短編を集め、アンソロジーという形で紹介しています。生憎、実際に短編を載せることはできないので、内容はちょっとしたあらすじの紹介に留まっていますが、キャバ嬢・迷える子羊・囚人・ニートのいずれかに当てはまる方なら気に入る短編が必ずあると思うので、ぜひ手に取っていただいて、興味の出た作品があればそれの載ったSFマガジンのバックナンバーや短編集を図書館で探すなり、牢の外にいる知り合いから差し入れてもらうなりして読んでみてください。また、それぞれのアンソロジーについて部員同士で批評した座談会の様子も、ページ数の都合上、簡略化したものではありますが載せてあります。アンソロジー本体とあわせてお楽しみください。
創作小説はアンソロジーのテーマとあわせて、キャバ嬢・宗教家・犯罪者・ニートをそれぞれ主人公にした四つの短編が掲載されています。ウェルメイドなものから狂人が書いたとしか思えないものまでバラエティ豊かな作品群となっています。
エッセイでは最近のSF界に対する不満を一人の部員がぶちまけています。近年のSF界で大きな顔をしている某人物や某出版社への悪態で満ち満ちており、しがらみなどを気にせず偉い人や偉い団体に石を投げられる学生という立場を最大限利用したエッセイとなっています。
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