機本伸司「神様のパズル」(2008/09/07,弓田)
あらすじ
-宇宙は無から生まれた。すると人間にも作れるんですか?無なら、そこら中にある
K大学のダメダメ4年生である理学部生の主人公綿貫は文中の表現を借りれば「保積のケツを追いかけ」て、卒業単位取得もままならないのに難関ゼミ、鳩村ゼミを受講する。しかし授業のオリエンで鳩村先生から思いもよらぬことを依頼される。大学の広告塔である16歳の天才4年生、穂瑞沙羅華に鳩村ゼミに出席するよう説得してくれというのである。説得に赴いた綿貫はなぜか彼女に気に入られる。さらに穂瑞は授業に参加、彼女の発案で「宇宙を作れるか」をテーマに授業がなされることが決定する。そこで運の悪いことに、勝利すれば単位を取得できるディベートに穂瑞と二人で宇宙を作れる派で勝負をすることに。果して宇宙は作れるのでしょうか?
作者紹介
機本伸司 1956年、兵庫に生まれる。甲南大学理学部物理学科出身(K大学の由来?)で、今回取り上げた作品で第三回小松左京賞を受賞。
レポーターから
- 初めて読んだ時は確かにぼんやりわかったような気になったけど、宇宙論で一部未だに全くついていけない個所がある。列挙:P174からの説明、P258からの説明など。でも大体怪しい気がする。私事
- 登場人物はそれぞれ特徴的だが、橋詰老人の存在が絶妙だと思った。好々爺、好々爺。
- 人物描写なども混ぜて小説としても読む構成になっている点は息抜きもできて助かった。
- 宇宙についての小説なのに田植えしたりするあたりなどが奇抜。それでいて孤立している話がほぼない点はすごいと思う。
- 主人公の最終結論、保障論に驚いた。物理の本なのになんだか倫理っぽい。かっこいい。
- 保障論は良かったけど最後らへんの綿貫君の感想がありきたりなくせに偉そうで笑った。
- 穂瑞が存在意義を見失って暴走して綿貫君が助けて…ってなんか似たようなパターンの話がライトノーベルとか少女漫画にありそうな点がなんか嫌だった。
- 映画化されたらしいがどうなったか気になる。見た人がいたら聞きたい。
- 日本が世界から分派行動をとるなんて考えにくい気がする。
- やっぱりマスコミは嫌い。
- 穂瑞沙羅華はつんつん度99%のつんでれ(あとがきから引用)だそうだがでれでれしてる要素が見当たらない気がする。
- この時点でつんでれ談義で盛り上がっている確率:15%
- この本を買った時、表紙を見て買うのをかなりためらった。あるある。
- この時点で尺が余ってると思うので、いろいろ語ってくだされ。 -以上-
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