ロバート・シェクリイ「王様のご用命」(2008/05/22,三井)

1.作者紹介

ロバート・シェクリイ (Robert Sheckley, 1928 – 2005) ニューヨーク生まれのSF作家、脚本家。50年代のSF黄金期を代表する作家のひとりであり、短編小説の名手として知られる。そのひねくれたユーモアに満ちた作風は“奇妙な味”と賞された。氏の短篇「危険の報酬」は〈S-Fマガジン〉創刊号に掲載され、これを読んだ小松左京はSFの可能性に目覚めたという。代表作に短篇集『人間の手がまだ触れない』など。

2.あらすじ

ボブとジャニスが起業したばかりの商店“あなたの町の百貨店”では、この一週間というもの、夜な夜な忍び込んでくる何者かによって、陳列していた商品をまんまと盗み出されていた。奇怪なことに、泥棒が出入りしたはずの現場には、人が侵入した痕跡がまったく残っていなかった。業を煮やしたボブとジャニスは、ある晩、店内で泥棒を待ち伏せすることにする。だが、そこでふたりが目にしたのは、ひたいから角を生やし、背中からは翼を伸ばした十フィートの怪物だったのだ……。

3. 登場人物

ボブ・グレンジャー:一応、元軍人。悪魔や魔法の実在をすぐに信じた心優しい人物。

ジャニス:ボブの婚約者にして元婦人自動車部隊・曹長。現実主義者。

悪魔:自称フェラ族のフェラ。大学では劣等生だったが、卒業後は父親のコネで〈王の盃のフェラ〉となる。現在アレリアン王のしもべ。

4. 論点




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