開催日:2005/2/7
レポーター:関根
課題:福島正実「SFの夜」
RESUME
2005年2月7日
福島正実「SFの夜」を読む
はじめに
福島正実(1927-76)は『SFマガジン』を創刊した編集者であるだけでなく、翻訳家、作家でもあり、日本SFの「場」を確保することに奔走した人物であった。今回取り上げるのは「SF少年団」と称される60年代のSFファンへの批判を込めた小説作品である。この時代10代後半から20代前半の年齢であった人々とはいわゆる団塊の世代であった。福島は団塊よりも20ほど上の世代の人間である。当時の学生運動に比すれば弾圧する側とされる側の衝突ではある。ま、そこはSF。ゲバ棒や放水車でではなく、文言による頭の悪い応酬となるのである。
今回の読書会では、福島正実がこの小説と通して何を言いたかったのか、またそれに対する意見はどうかを話し合いたい。もちろん、各自のSF観、定義をも話題に上ることと思う。またSFの内容だけではなく、むしろSFの「場」はどうあるべきか(当然我々のSF研も含まれる)も話し合われるのではないかとも思う。
あらすじ
SF雑誌の編集長小杉のところに過激なSFファンの団体から脅迫状が届けられる。小杉はそれを鼻で笑うが、SFファンによるクーデタにより、小杉は処刑される。
福島はこの小説で何を訴えたかったのか、また当時(60年代)に問題とされていたことは何だったか、それは現在どうなっているのか。
例えば、
・SFをつくる側と受け取る側の関係、意識のズレ
・SFと超科学の混同
・SFの意義
があると思うが他にはどうか。
またこのような問題意識を現在のものとして考えてみるとすれば、そこには何らかの意味があるだろうか。
本日の素敵ワード
(ポンチ絵だな)・・・・・本当に90年代の方ですか?