開催日:2002/2/8
レポーター:海老原
課題:キース・ロバーツ『パヴァーヌ』
RESUME
扶桑社で折角再版したけれど売れないのですぐに絶版なっちゃったよ残念だね記念
〇あらすじ
ローマ教会の力が衰えず、蒸気機関の発明はあるが産業革命は起こらず、なんか中世めいている世界の話。いろんな人が出てきます。ストレインジ一族の話、といってもいいかもね。
以下は感想めいたものです。
・第一旋律
悲し過ぎるぜ、振られた男っつーのは。と我が身を振り返りながらつくづくと思う。
「だってあたし……あなたがとても好きなんですもの、お友達としてね、だからそんなになったらたまらないわ」(52)とか言うな、このやろー!! 冒頭のシーンや、最後の機関車が襲撃されるシーンなど『ウルフズ・レイン』という最近のアニメを思い浮かべてしまいました。はい。あるいは昨日見たばかりの『バック・トゥ・ザ・フューチャー3』のイカした機関車とか。ただ、この機関車って必ずしも線路の上を走っているとは限らないみたいね。
・第二旋律
永瀬唯「デッド・フューチャーRemix」(SFM連載)に「信号塔」の絵とか仕組みが載っていたので、それをコピーしました。参考にどうぞ。大野万紀の解説にもあるとおり、一時期はかなり有用なものだったみたいね。妖精に魅入られてしまったレイフ青年は、憐れ精の全てを吸い尽くされてしまったようです。はい。
・第三旋律
痛いのは嫌や。
・第四旋律
なにぃ、マーガレットはジェシーの弟と結婚したんか!! ムフー!!
・第五旋律
「白い船」からかっぱらってきた「もの」って一体何? それが最後まで気になった。
・第六旋律
この話が一番のクライマックス。強すぎる執事、カッチョイイ。ストレインジ家の末裔というかジェシーの姪の孫エリナーもカッチョイイ!! 最終章の「手紙」があることによって、執事なりエリナーなりの行ったこと、の厚みがぐっと増す。エリナーには大変感情移入しやすい。それは現代的でリベラルな思考の持ち主だからでしょう。
〇いろいろ
なんかテンパっててろくな文章書けません。皆さんはどの話が一番好きでしたか。私は第一旋律と第六旋律です。あと永瀬唯のエッセイを読書会開始時にまでは読んで置きますので、そっから使えそうなネタがあれば紹介します。何か思うところをお願いします。
読んでいて、何だか結構おもしろいじゃねえいかよー、ということで今は何となくOKな感じです。はい。ただ、これSF? とか思わなくもないです。一応最終章を除いて全て20から21世紀に起こったとされているんでしょ? 第一旋律冒頭で「一九六八年」ともあるし。これがSFでない、とは言いませんが、これをSFであると呼ぶとしたら、その背後には「SF」にどのような意味をもたせることが可能なのか、諸氏の意見を伺いたいです。